ヌードクロッキー、真剣な練習目的以外で行くのはやめよう
今日は、ヌードクロッキー会に描く側として参加したことがある体験をもとに、皆さんにお話をしようと思います。
まず、クロッキー会へ描き手としてでも参加することは、美大生・芸大生など、ヌードクロッキーやデッサンが授業としてある、アート系の学生でない人にはおすすめしません。できれば触れないで一生を終えてほしい、そんな世界です。本来は、自分のアトリエを持っている、美大生でこれからも画家としてやっていこうと思っているくらいの人が参加するもので、興味があるから参加するものではありません。
クロッキー会にいる男性は、「いかにもモテない男」の代表みたいな集まりばかり
奥さん、彼女がいないから、ヌードクロッキー会に行けるのです。奥さんがいる人もいましたが、60代70代代とかそんな感じの年代の人です。
本来なら家族サービスやそのほか仕事のことに時間を使うはずで、同年代の結婚している男性はこれない時間帯なのに来ている人が多く、かなり変わっている人ばかりです。
一生モテない男たちの一員になりたくなければ、芸大生、美大生でない人は足を踏み入れるのはやめましょう。2組ほど、カップルで描きに来ているという強者もいました。
しかも、何年間か何回も参加して、カップルは2組という少なさです。アート系の出身なんだろうなという恰好をしていました。
それなりにお金も時間もかかるので、違うことに投資してください
料金は500円から3000円ほどとなり、一回の料金も開催されている場所によって差があります。
しかし!
クロッキー会は、モデルの休憩時間とポーズが交互に繰り返されるので、
一回必ず2~3時間はかかります。
3時間で移動時間も片道30分と考えると、最低4時間はかかります。
お金も時間もかかるので、知り合いと食事に行ったり、自分磨きをしたり、寝たり、筋トレでもしていた方がましです。
クロッキー会を開いている人からすれば、儲かるので、いいお客さんにはなれます。
このひと描きなれてない人だな~って周りから見て、すぐ分かります。
道具だけいいものをそろえても、裸目的で見に行くのは、かっこうが悪いです。
目線や、表情、手の動かし方で初心者、裸目的だと一発で分かります。
初心者でなくても、裸目的の人も多くいます。周りからはバレバレです。
周りはわざわざそれを指摘してくることはありませんが・・・。
クロッキーはたいして絵の勉強にもならない!
ヌードクロッキーはそんなに絵の練習にもなりません。
どういうことが、ヌードクロッキー会に行くことで、身について勉強になると自分で言えますか?
身につくのは、ヌードを観察して色んな裸があるのだなという不要な記憶と生で裸をたくさん見たという事実ぐらいでしょう。
昔の西洋の画家は、幼少からデッサンもし、とてもうまい師匠に教わって、絵だけに打ち込んで必死に練習してきたから上手くなったのです。
顔見知りの人で、何年もデッサンをし、クロッキー会に通っている男性を知っていますが、貧しく、独身です。女性の裸を見ることが心の支えだったようです。
このくらいの年数をやってきた人でも、絵では食べて行けず、あまり上手くありません。
女性のヌードを描かないと、絵が描けるようにならない、なんてことは嘘です。
日本画も素晴らしい作品が多くありますが、昔の時代の画家は、ひたすら身近なものを描いていて、ヌードを見ては描いていませんでした。
モデルも何を考えているのかすぐ描き手に伝わってしまいます
あまりいいポーズはしないけれど、自分のきれいさを信じて疑わない人、
慣れていないけれど、一生懸命ポーズをしてくれる人、
自分より、きれいなモデルは他にいないでしょうと勘違いしている人、
ダンサーらしい体つきで、表現のことだけ考え体勢がきついのに、美しいポーズをしてくれる人、
プロ意識をもって、目線すら動かさない人、
休憩中も描き手を気遣って、話しかけてくれる人、
モデルも様々な考えや性格があることが、隠しても一瞬で伝わってきます。
美大・芸大生でない人は、触れない方がいい世界です
ヌードモデルは、体に自信のある人ばかりです。
ダンサー出身の人は、表現に自信があってくる人が多いですが、その他の人は、自分は容姿が高レベルの人、ヌードモデルの中では一番きれい、と思ってきます。
男性の方は、同性である男性で、自分に自信があってモデルをしている人に対して何を思いますか?女性モデルを見るように、積極的に見たいと思えますか?
やはり、きれいな顔をしていた人のポーズのあとでも、
「もう少しふくよかなモデルさんがいい」
と言っているひともいるため、どんなに自信があっても、万人受けをすることは決してありません。
人気商売の世界です。
ヌードモデルさんたちは、自分のきれいさを売りにしていますが、
引いて考えてみると、きれいな世界ではありません。
アトリエを持っているぐらいの人が、本来練習として参加するものです。
きれいな裸がみれるから、と言っても、その体験をしようと思った思い自体はきれいなものではありません。